
苔の塊のような植物の作成と、「貝」を祖先にする生き物の話
引き続き、植物を作成しています。今週はこのラフ画像の手前にある、苔の塊のような、あるいはサンゴのような植物を作成していました。
本当は、この植物が咲かせる小さい花までつくったら完成だったのですが、この触れるとぽよんぽよんと反応する感じと、苔に群がる魚のような生物を優先していてそこまでは進まず。
この植物のエリアは、アクアリウムのような雰囲気を出したいと思っていたので魚のように動く生き物をまず入れて雰囲気を見たかった、というのはあります。
さて、新しく追加したこの生き物も、グリリム、ムートラと同じく貝を始祖としていて、頭が殻、ボディが貝の足が進化した部位になります。

さて、2つ前で予告しておきながら忘れていた、この「貝を始祖とする生き物」の元ネタについて解説します。
あさりよしとお先生の漫画、「宇宙家族カールビンソン」をご存知でしょうか。
この作品は、確か最初は今はなき少年キャプテンに連載されていて、最終的に月刊アフタヌーンに連載されていました。内容としては、宇宙船同士の事故で家族を失った少女「コロナ」を、事故の相手だった宇宙人の旅芸人一座が保護。一座は、コロナがいつか同族に救助されて母星に帰ると思っていて、その間、両親やペットやご近所さんのふりをして育てていく・・ という群像劇的な内容です。各キャラクターに奥深い過去や秘密がありつつも普段は平和に暮らしている、基本コメディでたまにシリアスが顔を覗かせる素晴らしい漫画です。旅芸人一座は惑星「アニカ」に不時着し、以降この惑星を舞台にドラマが繰り広げられますが、この星にはもとから生息している原住民の宇宙人族がいます。 この宇宙人は、顔と身体が一体になったユニークな形状をしているのですが、漫画の途中でなぜその形状になったか、進化の系統が明かされます。
原住民の始祖はオウムガイで、徐々に直立し、頭足に指が生えて今の姿になったのです。
あさりよしとお先生はまんがサイエンス(少年科学漫画の金字塔)を描いていることもあり、作品の科学要素・SF要素の描写の正確さ、説得力がとてもあります。この原住民の設定にはとても感銘を受けました。
が、宇宙家族カールビンソンは大分昔の漫画ですし、この話を知っている人もすっかりいなくなりそう(というか、個人的経験だと誰かとこの話をしたことがありません)だったので では、この設定の精神的続編要素として「貝から進化した生物」を取り入れよう! と思った次第です。
思えば、あさりよしとお先生は新世紀エヴァンゲリオンのサキエルのデザインをしたことでも有名ですが、オーデの顔まわりもサキエルの影響をわりと受けています(これは意図せずですが)
私の青春時代は、あさりよしとお先生のSF作品に多くの刺激をもらっており、本作品ではオマージュ的にその要素を取り込んでいきたいと思っています。
karasu_sv